第11回フォレストカフェを開催しました

ありありと分かるアリのこと ~「アリ」から考える生物多様性

日 時 :平成29年12月22日(金)18:30~20:00
場 所 :ひょうご森の倶楽部事務所
参加者 :18名(ひょうご森の倶楽部会員 11名、一般 7名)

 触角を文字どおりミクロのレベルで観察して解明されたアリが仲間を識別するメカニズムを、電子顕微鏡写真や動画を交えてお話ししていただきました。アリの体から発する匂いはアリの巣ごとに異なり、アリの触角上にあるたくさんのセンサーの中にこれを識別するセンサーを見つけたということです。「アリさんとアリさんと こっつんこ」と歌う童謡がありますが、急いでいるからこっつんこしているのではなく、仲間か仲間でないか確認したり、仲間どおしでは餌のやり取りをしているようです。
 そのほか、同種のアリが一斉に行う結婚飛行のことや、女王アリはただ1回の交尾で20年間子どもを産み続けることなど、アリの不思議な生態についてお話していただきました。危険もある巣の外に出て餌を採ってくる働きアリはエネルギッシュな若者アリではなく、いなくなっても惜しくない高齢アリだという話もありました。
 また、外来種であるアルゼンチンアリとヒアリの侵入状況と対応状況などをお話しいただき、完全駆除の難しさや問題点、定着させないために多くの方が関心をもつことが大事であることを認識しました。

 

 

森林(Forest)などの自然環境や生きもののことを、専門家や保全活動などに取り組んでいる方から直接お話しを聞きコーヒーカップを片手に気軽に話し合えるミニミニ講演会、フォレストカフェの第11回目です。

 小さな働き者のイメージがあるアリ。自分たちの餌をせっせと運ぶだけではなく、蝶の幼虫を養い、カタクリ畑を作り、アブラムシのガードマンになるアリもいます。でも、“働かない”働きアリもいるとか。アリが触角を使って仲間を識別するメカニズムを解明された尾崎先生から、アリの不思議、アリと多くの生き物とのつながりをお話しいただきます。また、今話題の外来アリ→ヒアリやアルゼンチンアリの対策についてもふれていただきます。

■日 時:平成29年12月22日(金)18:30~20:00
■会 場:NPO法人ひょうご森の倶楽部事務所(地図
     神戸市中央区中山手通4-1-11
     山手ユージハウス201号
■講 師:尾崎まみこ氏(神戸大学大学院理学研究科教授)
■参加費:200円(飲み物・資料代)
■定 員:20名(先着順)
 

■申込み:FAXまたはE-mailで、ひょうご森の倶楽部事務所にお申し込みください。
     FAX 078-321-0049 E-mail moriclub☆pearl.ocn.ne.jp
               (☆は@に変えてください)
■主 催:NPO法人 ひょうご森の倶楽部
    (問合せ)ひょうご森の倶楽部 山下 090-8234-9898

※案内ちらし&参加申込書はこちらをご覧ください。
※フォレストカフェはひょうご環境保全連絡会から助成を受けて開催します。